【環境対策工法】−地下水流動保全工

通水SMW工法

【特長】

・地下鉄や大規模な地下街のような地中に連続した帯状構造物を建設する場合、地下水流が遮断され周辺の井戸枯れや地盤沈下などの被害が懸念されます。
・通水SMW工法は、施工時は遮水、完成後には地下水の通水を可能としたSMWによるソイルセメント連続壁工法です。
・SMWの背面に集水と復水のための井戸を設置し、通水管により上流部から下流部に流れる地下水を確保することができます。




特長

  • 維持管理が容易
    自然流下による迂回方式を採用しているため、通水のための特別な設備や動力が入りません。
  • 既存用地内での施工が可能
    井戸は大部分が土留め壁内に収まり、特別なスペースを必要としません。
  • 長期的に安定した通水が可能
    井戸部は広い通水面積を確保しており、また井戸が洗浄できるようになっています。


  • 通水SMW壁は、連続する3孔の両端孔に特殊芯材を挿入した後、その間に遮水鋼板を挿入します。 遮水鋼板は、根切り時の止水性を確保するものであり、芯材施工後に遮水鋼板を挿入する「分離方式」と芯材と遮水鋼板が一体となった「一体方式」があります。



遮水鋼板設置後、井戸部を削孔します。
土留め壁の影響のない地山側地盤と一部重なるように削孔し、
井戸をつくります。


通水SMW工法の施工状況
(遮水鋼板挿入状況:一体方式)

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