フレックスエコウォール工法

フレックスエコウォール工法の概要

フレックスエコウォール工法はセメント系固化材の代わりに、天然の粘土鉱物であるベントナイトを主材とした柔軟性と遮水性能に優れた粘土型鉛直遮水壁です。TRD施工機械等を用いて高濃度ベントナイトスラリーとイオン交換剤を加えて、ベントナイトを地中で活性化させることにより高い遮水機能が得られます。また、1パス施工が可能なためスピーディーに遮水壁を構築します。

フレックスエコウォール概念図

フレックスエコウォール工法の特長

  1. 1.工期短縮且つ経済的
    • 1パス施工で工期短縮、経済性が優位
    • 高濃度・低注入のため無排土施工が可能
  2. 2.高品質
    • スラリー施工のため造成する遮水壁は高い均質性を保持
    • 透水係数1×10-8 m/s以下の高い遮水性能
  3. 3.優れた耐震性能
    • 地震時の揺れに追随し、クラックが生じない優れた耐震性能
  4. 4.安全・安心
    • 自然由来の粘土鉱物であり環境に優しい
    • スラリー施工のため粉塵が出ない

施工方法

  1. 高濃度ベントナイトスラリーとイオン交換溶液を同時に注入し、カッターチェーンにより横行掘削と混合攪拌を同時に行いながら施工します。
  2. スラリー:高濃度ベントナイトスラリー
    イオン交換溶液:炭酸ナトリウム水溶液

フレックスエコウォール工法の用途

フレックスエコウォールの用途は下記の通り様々な用途があります。

汚染土壌の囲い込み
廃棄物処理場の遮水壁
調整池の遮水壁
河川堤体の遮水壁

地下工事用語集

地下工事でよく使われている基本的な用語や、専門用語、技法などをまとめました。