TBH工法
TBH工法の概要
TBH(トップドライブリバースサーキュレーションドリル)は正循環方式のBH工法に比べ、本設杭としての大口径掘削を容易にしました。
逆循環掘削の為スライムの沈降・沈殿の問題を解消する確実な施工が行えます。
TBH工法の特長
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- 1.狭隘場所や高さ制限下での施工が可能
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- 施工機械が小型のため狭隘な敷地での施工が可能
- 高架下や屋内など高さ制限下での施工が可能
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- 2.大型重機が不要
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- 施工機械が小型であるため搬出入が容易でマシンの組立解体時に大型重機が不要
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- 3.施工時の騒音・振動が低レベル
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- 4.スライム処理が確実
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- 孔底に堆積するスライムはリバース循環により確実に除去
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- 5.玉石・軟岩にも対応
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- トロコイドビットを使用することにより玉石・軟岩層の掘削が可能
MPD-45Rの特長
従来、TBH工法で使用する口元管は深礎工法で設置する方法が一般的でした。そのため、地下水位が高い状況下では薬液注入などの補助工法が必要でした。
MPD-45Rは低空で狭隘な場所でも、口元管から場所打ち杭施工の一連の作業工程を1台の施工機械で施工することを実現しました。
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- 1.一連の場所打ち杭施工が可能
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- 口元管の圧入引抜を含む一連の場所打ち杭施工を1台の施工機械で実現
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- 2.口元管内の土砂掘削が可能
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- 施工機械に油圧バケットを装備するため圧入した口元管内の土砂掘削が可能
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- 3.狭隘・低空での施工が可能
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- 機動力に優れると共に狭隘且つ低空間での施工が可能
TBH工法の用途
TBH工法の施工機械
施工機械は土質・掘削径・深度・施工条件に合わせて選定。自走装置はスキッド式のTBH-8型、クローラー式のMPDに分類されます。
施工事例
東京駅丸の内駅舎保存・復原工事
- 工事概要
- 仮受杭・構真柱杭
φ1000~2000mm L=17~26m 399本
- 施工機械
- TBH‐8型
TBH‐8型(低空頭) - 所在地
- 東京都千代田区
- 施工期間
- 2007年12月〜2010年2月
京都線・千里線淡路駅周辺連続立体交差工事
- 工事概要
- 高架化に伴う基礎杭
φ1300~2300mm L=22~43m 179本
- 施工機械
- TBH‐8型
- 所在地
- 大阪市東淀川区下新庄
- 施工期間
- 2007年12月〜2023年4月